WPCとWPIって何が違うの?
違いがあるとすればどっちがおすすめなの?
こんな悩みに答えます。
最近ではコンビニなどでも手軽にプロテインを購入することが出来るようになり、たんぱく質の補給が簡単になってきています。
しかしプロテインと言っても実は様々な種類があり、どのような違いがあるかわからないという方も多いはずです。
この記事ではそういった疑問を解決し、あなたにぴったりのプロテインも知ることができます。
大手プロテインメーカー「ビーレジェンド」を販売するリアルスタイルに4年間勤務していたパーソナルジムFUTURE代表の小林正幸が詳しく解説します。
WPCとWPIの違いとは?
そもそもプロテインとは大きく分けて3つに分類されます
・ホエイプロテイン
・ソイプロテイン
・カゼインプロテイン
詳しいこれら3つの違いについてはこちらの記事をご覧ください。
WPC、WPI、ともに種類でいうとホエイプロテインで、WPとはWhey Protein (ホエイプロテイン)の略なのです。
WPCとは?
Whey Protein Concentrate(ホエイプロテイン・コンセントレート)の略で、「濃縮乳清タンパク質」のホエイプロテイン。
特徴
・タンパク質含有量70~80%程度
・脂質、炭水化物などが比較的多い
・ビタミンやミネラルの含有量が多い
・カロリーが比較的高いものが多い
・乳糖の含有量が多く、おなかが緩くなりやすい
・吸収は30分~60分
・値段は安い
自然なホエイ(乳清)に近い状態のタンパク質でその分脂質や炭水化物を多めに含んでいるのが特徴です。
一般的に“プロテイン”を指すときはこのWPCの場合が多い
WPIとは?
Whey Protein Isolate(ホエイプロテインアイソレート)の略で
「分離乳清タンパク質」のホエイプロテイン。
特徴
・タンパク質含有量85~95%
・タンパク質の純度が高い
・脂質や炭水化物などの余分な成分が少ない
・カロリーが比較的低い
・乳糖の含有量が非常に少なくお腹が緩くならない
・吸収が15分~30分
・値段は多少高い
このような違いになっています。
簡単にまとめると、
・WPCよりもWPIの方がたんぱく質としての質が高い
・炭水化物、脂質などの余分な成分が少ないので吸収も早い
・乳製品でお腹が緩くなる原因である乳糖の含有量も極めて少ないのでそういった方々でも飲むことができる
・ただその分比較的値段も高くなっている場合がある
1gあたりの値段を比較する
先ほどもお伝えしたように、WPIの値段は比較的高くなっています。しかし実は1gあたりの値段を考えると、そこまで高くない場合もあります。
例えばWPC1kgで5000円のプロテインがあったとします。
そのWPCのたんぱく質の含有率は70%だとすると、単純にたんぱく質は700gで、1gあたり約7.1円となります。
次に、WPIが6500円で、たんぱく質の含有率が90%だとします。
同じように計算すると、1gあたり約7.2円となります。
すると、1kgあたりの値段はほとんど同じになりました。
一見WPCの方が安く見えますが、たんぱく質1gあたりの値段で比較するとそこまで大差がないのです。
そうであればより質の高いWPIを選ぶ方がいいのではないかとなります。
これはあくまでも仮定の値段や含有率なので、本当にこのような商品があるわけではありませんが、単純に1つの商品の値段だけではなく、こういった部分も比較してみるのもいいのではないでしょうか?
ですので、値段や質の部分から考えてもWPIの方をおすすめします。
ただ、WPCがダメというわけでもありませんし、味の豊富さなどを考えるとWPCでもいいと思います。
おすすめのプロテイン
WPCとWPIの違いが分かったところで、おすすめのプロテインをそれぞれ紹介していきます。
おすすめのWPC
ビーレジェンドプロテイン
WPCであれば日本のメーカーであるビーレジェンドをおすすめします
■味が最高においしい
何といってもビーレジェンドの特徴は味がいいところで、世界で初めてプロテイン部門でモンドセレクション最高金賞を受賞したのがビーレジェンドです。
プロテインというと、どうしても粉っぽい感じがあったり、プロテイン感のある風味が残っていて、おいしくないというイメージがあると思います。
実際そのような商品は多くありますが、このビーレジェンドでは全くそんなことがありません。
酸味のきいたベリー風味やパッションフルーツ風味はプロテインとは思えないほどすっきり飲めてとてもおすすめです。
■値段が安い
そして味と並んで、もう1点おすすめする理由が値段です。
1kgのものであればナチュラル風味が2600円。
ナチュラルを抜いた基本の12種類が3100円、コラボした商品がプラス100円の3200円で販売されています。
国産のものであれば1kgで5000円程するものも多いですし、1gあたりの値段で考えてもおよそ3、5円と非常にお手軽になっています。
詳しい味の紹介はこちらの記事をご覧ください。
トライアルセットも販売されているので興味のある方はお試しください
ビーレジェンド ホエイプロテイン お試しセット【トライアルパック13種】
おすすめのWPI
Optimum Nutrition Gold Standard 100% Whey
こちらのプロテインは、多くのトレーニーから愛用されていて、世界的にも有名なプロテインです。
非常に溶けがよく、WPCに比べて味が落ちるといわれているWPIですが、味の再現性もよくおいしく飲むことができます。
アメリカのメーカーなので、海外特有の甘ったるい味かと思いきや全くそんなことなく、レーニング後でもスッキリと飲めます。
値段も5ポンド、約2.3キロで6500円ほど、たんぱく質1gあたりの値段はおよそ3.7円で海外製ということもありますが、非常に安い値段で手に入れることができます。
おなかが緩くなりやすい人やより質の高いプロテインを探している人はこのゴールドスタンダードはすごくおすすめです。
まとめ
WPCとはWhey Protein Concentrate の略で、「濃縮乳清タンパク質」のホエイプロテイン。一般的にプロテインと指すときはこのWPCの場合がほとんど。
WPIとは、Whey Protein Isolateの略で「分離乳清タンパク質」のホエイプロテイン。
WPCと比べて炭水化物や脂質の含有量が少なく、おなかが緩くなりやすい人でも大丈夫なプロテインです。非常に吸収も早く、より質が高いプロテインとなっております。
WPCであればビーレジェンド、WPIであればゴールドスタンダードがおすすめです。
この記事を参考に、プロテイン生活を充実させてください。