プロテインの種類はどれだけある？目的で異なる種類と飲み方

こんな悩みに答えます

この記事を読めばプロテインの種類と目的よって変わる種類と飲み方をご理解いただけます

結論から言うと、いま日本で販売されているプロテインは大きく分けて、ホエイプロテイン、ソイプロテイン、カゼインプロテインの3種類があります。その3種類についてどのような種類でどのタイミングがおすすめかなど詳しく説明していきます。

プロテインの種類

その①ホエイプロテイン

プロテインの種類には、大きく分けてホエイプロテイン、ソイプロテイン、カゼインプロテインの3種類あり、私たちがよく口にしたり見かけたりするのはホエイプロテインと呼ばれる種類です。

原料は牛乳から作られており、チーズを作る際の副産物として発生するそうです。

飲んでから30分～1時間程度で吸収され、この3種類では1番吸収の速いプロテインです。なので、筋トレの後に飲むのがぴったりなプロテインですね。

味の種類も1番豊富で、1番味もおいしく製造されている種類でもあります。どれを飲めばいいかわからないという場合は、このホエイプロテインを飲んでおけば問題ありません。

実はこのホエイプロテインですが、もっと細かく分けるとWPCとWPIという2種類に分類されます。

WPCとはホエイプロテインコンセントレートの略で、先ほど説明したような、いわゆる一般的なプロテインのことをさします。

WPIとはホエイプロテインアイソレートの略で、WPCよりも高品質な種類で少し製造方法も異なります。

アイソレートとは日本語で「分離、隔離、孤立」などといった意味があり、余分な脂質や糖質を極限までカットしたのがこのWPIなのです。

乳製品でお腹を壊す方がいますが、その原因となっているのが乳糖と呼ばれる糖質で、WPIではこの乳糖も極限までカットされているのでお腹を壊す心配もありません。

たんぱく質の質が高くなることで、吸収も速くなり、その速さはWPCと比べて半分程度の15分～30分で吸収されると言われております。

トレーニング後は筋肉が疲れていて栄養を求めているので、そんな時はなるべく早く筋肉に栄養を届ける必要があります。よりこだわりたい方はこの吸収の速いWPIを選ぶといいでしょう。

さらにこのWPIの何がいいのかというと、余分な成分がカットされることによりたんぱく質の含有量が多くなります。たんぱく質以外の余分な成分が減り、カロリーも少ないことから、よりダイエットに向いたプロテインだといえます。

その②　ソイプロテイン

その名前の通り大豆由来のプロテインです。

ホエイと比べると吸収が遅く、だいたい5～6時間で吸収されるといわれています。
牛乳由来ではないのでお腹を壊す心配もいりません。

よくプロテインで、「ウエイトダウンプロテイン」や「ダイエットプロテイン」、「女性用プロテイン」などのプロテインが販売されていることがありますが、あのようなプロテインはだいたいがこのソイプロテインをメインに使っている商品です。あまりおいしくないものが多いです。

吸収が遅いというのはお腹にもたまりやすいということで、その腹持ちの良さからダイエット中のお腹がすいたときや、就寝前のタイミングに向いているプロテインということが言えます。

大豆成分のイソフラボンは女性ホルモンであるエストロゲンと似たような働きをすることから女性にはうれしい成分です。

しかし女性ホルモンは筋肉の肥大を抑制してしまうのであまり摂らない方がいいのではないかと考えています。

それに大豆のたんぱく質というのは、プロテインスコアと呼ばれるどれだけ体内で必要なアミノ酸が含まれているかという数値が100点満点中56点しかありませんhttps://physiqueonline.jp/health_care/nutritional_science/page6377.html

体内に入ってもあまり人の身体では使われづらいたんぱく質ではないのかということが考えられます。

その③カゼインプロテイン

ホエイプロテインと同じで牛乳由来のプロテインです。

ソイプロテインと同じく吸収が遅く、5～6時間ほどかかります。

腹持ちがいいのが特徴ではあるので、ソイプロテイン同様おやつ代わりや就寝前におすすめされていることが多いです

しかしこのカゼインはメチル化といって、DNAの働きを抑制すると言われています。
生命維持のためにメチル化は必要な反応ではあるのですが、例えばがんを抑制する遺伝子の働きがメチル化によって阻害されてしまう可能性もあるのです。

まだまだこの研究結果についての真相はわかりませんが、知っておいてもいいかもしれません。

ですので、ホエイプロテインと比べたときもメリットは腹持ちがいい点だけかもしれません。

おすすめはどれ？

個人的な意見としてはホエイプロテイン以外を飲むメリットはあまりなく、ホエイプロテイン以外飲む必要はないと考えています。

腹持ちがいいという点でいえば、ソイプロテインも魅力的ではありますが、味があまりおいしくないのが難点です。

何にしようか悩んだ際はダイエット中であってもそうでなくてもホエイプロテインを選んでおけば全く問題はありません。

まとめ

このように主なプロテインにはこの3種類あります。

■ホエイプロテイン
・WPC：30分から1時間程度で吸収される。筋トレの後に飲むならこのプロテインがおすすめ
・WPI：15分から30分程度で吸収される。WPCよりも高品質で、こだわりたい方はこちらの方がおすすめ
■ソイプロテイン：5時間～6時間程度で吸収される。腹持ちがいいので空腹時におすすめ。
■カゼインプロテイン：5時間～6時間程度で吸収される。腹持ちがいいので空腹時におすすめ。

これ以外にも商品数はとても少ないですが、エッグプロテインやビーフプロテインといったものもありますが、まだまだメジャーではないので省略します。

以上です。この記事が少しでも参考になれば幸いです。