パーソナルトレーナーになりたいけど、どうすればいいのかなあ?
大手に就職するのがいいのか、個人店がいいのか、はたまたいきなり自分でお店をするのがいいのか。
こんな悩みに答えます。
最近、RIZAPをはじめとした大手はもちろん、個人店のパーソナルトレーニングジムもどんどん広がってきています。パーソナルトレーナーの需要も高まり、パーソナルトレーナーを目指す人も増えてきています。
特に大学生や専門学生はこれからの進路で悩んでいる方も少なくないと思います。
そんな方に向けてパーソナルトレーナーになりたいならまずは就職することがおすすめだということについて解説していきます。
私自身も大学卒業後の進路をどうするか悩んでいましたが、奈良県最大手のパーソナルジム、ビーレジェンドジムに就職しました。
そして4年間の経験を経て独立をし、大阪上本町・谷町六丁目にパーソナルジムFUTUREをオープンました。
実際に就職したことはとてもいい選択をしたと思っています。
また、最後には私が思う、良いパーソナルトレーナーの条件をご紹介していきます。
これからの進路で悩んでいる方、特にまだ社会に出たことのない大学生や専門学生などには是非最後まで読んでいただけると幸いです。
パーソナルトレーナーになりたいならまずは就職がおすすめな3つの理由
トレーナーとしての成長がしやすい
まずはパーソナルトレーナーとしての働いていくためにはトレーナーや接客業のとしての知識やスキルを伸ばしていく必要があります。そのためには誰かからの研修が必須になってきます。
店舗数が複数ある会社であればそういった研修などの教育制度が整っていることが多く、またその内容も充実していることが多いです。
自分1人でトレーナーとしてのレベルを上げるためにはお金を払ってセミナーなど受ける必要があり、お金も時間も多くかかります。(お金を払ってセミナーなどを受けることはどんなレベルのトレーナーにも大事なことです。日々学び続けましょう。)
お客様に1人1人によって対応の仕方は変わりますし、正解がない世界で自分1人で成長していくのは非常に難しいことです。
個人経営のジムであってもその経営している1人のトレーナーのこれまでの経験や知識しか学ぶことが出来ないため自分のトレーナーとしての幅が狭まってしまいます。
周りに優秀なトレーナーが多くいる環境に身を置くことは、成長のためには非常に有効な手段です。様々なアプローチを学べることでより質の高いサービスを提供することが出来ます。
社会人としての成長
パーソナルトレーナーはお客様にトレーニングやボディメイクの方法を教えるだけでいいのでしょうか?
答えは「いいえ」です。
私自身、学生時代は、パーソナルトレーナーとは「トレーニングや食事を教えてダイエットを成功に導くこと」だけが仕事内容だと思っていました。
しかし、そういった、パーソナルトレーナーとして「指導をしてお客様の身体を変えること」はもはや当たり前で、それ以上にExcelやWordなどの使い方、メールや電話の対応の仕方などそもそもの「社会人」としての当たり前にできなければいけないことというのが重要だということでした。
就職してから1番初めにぶつかった壁が「敬語」や「言葉の言い回し」などといったそもそものトレーナー以前の問題でした。
こういった部分を学べたというのは私にとって非常に有益でした。
何も知らないまま1人で社会に出ていれば多くに人に迷惑をかけていたと思いますし、成長するのも遅かったことだと思います。
トレーニングをしていると、身体が変わって自分に自信が付き、トレーニングをしていない人よりも自分は優れた人間だという錯覚に陥ることがあります。傲慢で自分勝手な態度になってしまうと周りの人は離れていってしまいます。
常に謙虚で学ぶ姿勢を忘れずにいれば周りには必ず人が集まります。人生で筋肉よりも大事なことはたくさんあります。そのことを忘れずにいることが大切です。
新店舗立ち上げのノウハウがわかる
これはその会社次第ではあるのですが、会社規模が大きすぎないような会社であれば、事務的な仕事もトレーナーがしていることがあります。
上場しているような大手であれば仕組みと役割分担がしっかりとされているため、パーソナルトレーナーはパーソナルトレーナーとしての仕事だけをすればいいのですが、そうでなければトレーナーが新しい店舗のテナントを探したり、それに関わる内装の業者とやり取りしたりといった内側の仕事をしていることが多々あります。
そのような場合は新人であっても積極的に自らそのような仕事をすることで新店舗を立ち上げる際のノウハウとして自分の経験になります。
そこで得た経験や知識は、もし自分が独立して自分でジムを開くときに必ず役に立ちます。
トレーナーとしてのスキルはもちろんですが、そういったことを経験しておくこともとても大事です。
良いパーソナルトレーナーの条件とは?
これからパーソナルトレーナーを目指す方にとっては是非頭の片隅に置いておいていただきたい内容です。
私がこれまでで経験したことをもとにご紹介していきますが、もちろんこの内容以上に素晴らしいことはあるかと思います、
まずは最低限だと思って是非ご覧ください。
お客様目線になれる人
まずこれはどのようなビジネスをしていく上でも必須になってくる条件です。
パーソナルトレーナーとはトレーニングや食事管理を提供すると思うのですが、「トレーニングを教えたい」「食事管理をしたい」といったトレーナー視点ではなく、「痩せたい人のために、その方法としてトレーニングや食事管理を提供する」といったスタートがお客様からの考え方をすることが大事です。
そうすることで自分よがりでない提案が出来たり、そのお客様が1番望んだ結果を提供できる可能性が高くなります。
またこの考え方はマーケティング的な面でも活用でき、キャンペーンや新サービスを考えるときでも「お客様が望んだ結果」から逆算してどのようなことが自分たちにできるのか、ということに繋がります。
決して「自分たちはこんなサービスが提供できる」、「こんなことがしたい」からスタートしてマーケティングをしてはいけません。
お客様が本当に欲しいものが何なのかをその立場になって考えられるようになりましょう。
ポジティブな人
ダイエットしたい人というのは基本的には自分に自信がなく、考え方もネガティブになっています。
時にはその人につられて自分もネガティブになってしまいそうなときもあります。しかしそうなってしまってはお互いにとってよくありません。
お客様がどんなにネガティブな人であっても未来は明るく、身体が変わることでもっといい人生になっていくということを伝えられる人でなければいけません。
中には痩せにくい人もいますが、そんな時に、その方が今どのような状態でこれからどうなっていくかということを伝えなければいけません。
嘘を言ってしまってはダメですが、その方が落ち込んでしまうようなことだけを伝えるのもよくありません。
いかなる状況であってもポジティブでやればできるということを伝えられる人になりましょう。
影響力がある人
先ほどのポジティブな人でも説明しましたが、痩せたい人はネガティブな人が多いです。自分がいくらポジティブで明るかったとしてもそれが伝わらなければ意味がありません。
そういった意味でも自分の考え方や行動などがお客様に伝わり、その方の考え方や行動などを変えてしまうくらいの影響力があることがすごく重要です。
ポジティブな言葉をかけたり励ましたりするのは誰にでもできます。しかしそこに信頼性がなければお客様にかける言葉が薄っぺらく、あまり意味のないものになってしまいます。
同じ言葉や内容であっても、嫌いな先生や上司からであれば聞き流して、自分の尊敬するスポーツ選手やミュージシャンからの言葉であれば一言一句聞き逃さないようにするのではないでしょうか。
そこまでなるのは難しいかもしれませんが、しっかりと信頼関係を築き、自分の言葉が相手を動かすような重いものしたいです。
そのためにはトレーナーとしての勉強だけではなく、社会や経済など幅広い分野での知識を学び、色々なことを勉強する必要があります。仮にそれがあまり現場で活かされなかったとしても将来必ず自分の財産として返ってきます。
人気パーソナルトレーナーにとって必須のスキルをこちらの記事でご紹介していますので是非ご覧ください
まとめ
パーソナルトレーナーになりたい人はまずは就職し、知識や経験を積み重ねていくことをおすすめします。時間やお金の節約になりますし、社会人としての成長もしやすいです。
会社によっては新店舗立ち上げに携わる事が出来るので、将来自分のお店を持ちたいと思っている人はそのノウハウがわかるかもしれません。
お客様目線に立ち、その方がどういた結果を求めているのかをしっかり考え最善の提案が出来るようにしましょう。ネガティブな考えが多いと思いますが、自分は常にポジティブで、そのポジティブを伝染させられるような影響力のある人になりましょう。
良いパーソナルになるためには日々勉強をし、最高のサービスを提供できるよう頑張りましょう。