ダイエットを始めたけどお腹がすいて我慢できない
友達に誘われて焼肉に行かなければいけないけど、今までの努力がなくなってしまう
どうしても食べたいものがある
こんな時に思いつくのがチートデー
でもどういう意味で何をすればいいの?
この記事ではそういったお悩みを解決します。
そもそもダイエットとは1週間など短期間でするものではありません。
長く、ゆっくりコツコツ続けていくことがとても重要です。
そうやって続けるためのテクニックの1つとしてチートデーがあります。
チートデーとは?
英語でチート、cheatとは、ズルをする、という意味です。
つまりダイエットなどにおいてのチートデーとは、ダイエットをいったん休憩してズルをし、ダイエット食以外の食事をするといった意味になります。
(ちなみに英語で浮気もcheatです)
チートデーをする意味とは?
ダイエット中にチートデーを入れる意味は大きく2つに分けられます。
・代謝を上げるため
・モチベーションを上げるため
ダイエットでは摂取カロリー<消費カロリーの状態を作ることで脂肪を減らしていきます。
例えば、1日の消費カロリーが2500kcalだとして、摂取カロリーを2000kcalに設定します。
そうすることで500kcalの差を作ることが出来ます。
詳しいカロリー設定についてはこちらの記事をご覧ください
しかし毎日500kcalの差を作っていると、身体はその摂取カロリーに慣れさせようと代謝を落として消費カロリーを節約しようとします。
そうなると元々2500kcalあった消費カロリーが2200kcalになったり2000kcalになってしまい痩せにくくなってしまいます。
イメージとしては図のような形です。
青色のグラフは理想の消費カロリーの形です。
オレンジ色が実際に起こる形です。
このように代謝が下がってきたときに例えば3000kcal摂ると、身体は「あ、代謝を落としたらダメだ。」と勘違いして代謝が落ちないようにしてくれます。
毎日カロリーを抑えて食べたいものを我慢する生活は楽しくないですし、続きにくいものです。
その結果、もういいやと投げ出したりしてダイエットが続かない場合が多くあります。
そのようにならないため、息抜きのためのチートデーをすることでモチベーションをあげてダイエットを続けることが出来ます。
チートデーのメリット・デメリット
メリット
先ほども説明したように、カロリーを抑えることで段々と代謝が落ちてくるのを、チートデーでカロリーを上げることで代謝も落ちないようにします。
長く続けることが大事なダイエットで毎日カロリーを抑えてストレスが爆発しないように、息抜きやモチベーションアップをあげてダイエットに取り組むことが出来ます。
デメリット
・なんでも食べていい分、食べ過ぎてしまう
・ダイエットのスイッチが切れる
・むくむ
なんでも食べていい分、食べ過ぎてしまう
チートデーとはダイエットを忘れてなんでも食べていい日のことを言いますが、この日だけ食べれると思ったら必要ないものまで食べてしまうのが人間なのです。
摂取し過ぎたカロリーは消費しなければいけないので、その分ダイエットの進みがゆっくりになってしまいます
ダイエットのスイッチが切れる
これは先ほどの話と繋がる部分があるのですが、たくさん食べて次の日から切り替えてまた頑張れるのであれば問題ないのですが、食べてしまったことでダイエットのスイッチが切れてしまい、そのままダイエットを終了してしまう可能性があるのです。
目的や目標を設定せずにしている人が、「なんのためにダイエットしてるのだろう?」となってしまうことが多いです。
そうなると頑張って食べ物を我慢している理由がなくなってしまい、一気にやる気がなくなってしまいます。
切り替えられない可能性がある人はしない方がいいかもしれません。
むくむ
ダイエットは見た目を変化させてこそモチベーションが上がり、もっと頑張ろうと思えるものです。
チートデーでカロリーを増やすと身体が水分を溜め込んでむくんでしまいます。
前まで見えていた腹筋が見えにくくなったり、顔が腫れぼったい感じになったりと浮腫みの影響が出てしまいます。
浮腫むことが直接的にダイエットに悪影響を及ぼすことはほとんどありませんが、やはり見た目が悪い方向にいくとモチベーションも下がってしまいます。
場合によっては関節の動きが悪くなり筋トレの質も落としてしまう可能性もあります。
デメリットをカバーするハイカーボデー
上記のようなチートデーで起こりえるデメリットをカバーしたのがハイカーボデーです。
カーボとは炭水化物のことで、高炭水化物の日といった意味です。
チートデーとハイカーボデーの違い
この2つの違いは好きなものを好きなだけ食べるかどうかの違いです。
炭水化物
チートデー:多い
ハイカーボデー:多い
たんぱく質
チートデー:多い、気にしない
ハイカーボデー:いつも通り、少ない
脂質
チートデー:多い
ハイカーボデー:少ない
その名の通り炭水化物の量は多いのですが、たんぱく質、脂質の量は普段ダイエット、減量している時と変わりません。
なぜ炭水化物だけを増やすのか?
炭水化物は身体を動かすエネルギーとなる栄養素です。
先ほども説明したように、普段のダイエット中ではカロリーを減らしていることで、身体は代謝を下げようとします。
カロリーを増やすために脂質を摂るのも選択肢の1つですが、脂質はエネルギーとして使われにくく、効果的ではありません。
逆に炭水化物であれば身体を動かすためのエネルギーになりやすいので、しっかりと代謝をあげてくれます。
チートデーで好きなものを食べた場合、脂質と炭水化物はセットで摂ってしまう事になります。
実はこの2つの組み合わせは体脂肪をつけやすい組み合わせで、あまりおすすめできません。
ストレスなど、精神的な部分をカバーするのであれば何も気にせずおいしいものを食べるのはありだと思いますが、ダイエット的な面からすると脂質はなるべく少ない方がベターです。
まとめ
・チートデーとは?
ダイエットの休憩で、好きなものを食べる日のこと
・チートデーをする意味とは?
代謝やモチベーションを上げてダイエットをより進めるため
・メリット,、デメリット
代謝やモチベーションが上がり、ダイエットがより一層加速する
ただ、食べすぎてしまう可能性がありダイエットのスイッチが切れてしまう可能性がある。浮腫みにもつながってしまうので、短期的にみると見た目は悪くなる
・それらのデメリットをなくしたのがハイカーボデー
脂質の量は増やさず、炭水化物のみの量を増やして代謝を上げる