パワーグリップって何?
パワーグリップってどうやって使うの?
パワーグリップを使うメリットとデメリットは何?
おすすめのパワーグリップってある?
こんな悩みに答えます。
筋トレをしていくといろいろトレーニング器具について聞くようになると思いますが、効率を良くしたり、けが予防のために使用します。
今回は様々ある中からパワーグリップを紹介していきたいと思います。
実際に大阪上本町・谷町六丁目のパーソナルジムFUTUREでも使用している設備ですので、是非参考にしてみてください。
パワーグリップとは?
そもそもパワーグリップとは何でしょうか?
パワーグリップとは主にトレーニングをする際の握力を補助するためのトレーニングギアです。
主に背中のトレーニングのなどの引く種目をするときに、先に握力が疲れてしまって思うように背中を追い込めないといった時に非常に便利な道具です。
また反対に、胸のトレーニングなどの押す種目の際にでも手首が固定するために使用する人もいます。
今回は押す種目の時の使い方ではなく、引っ張る際の使用方法や効果について紹介していきたいと思います。
パワーグリップの効果
握力補助
1番の効果はこの握力の補助があげられます。
まず、デッドリフトなどの種目では自分の体重の2倍や3倍もの重量を扱います。
その時に素手でしようと思うとそもそも持てなかったりします。背中を鍛えたいのにそもそも高重量が扱えないとなると、トレーニングの効率が非常に悪くなってしまいます。
また、1回だけなら持てたとしてもそれを10回繰り返すとなると握力が持たなくてバーを離してしまうといったこともあります。そのようにならないためにもパワーグリップを使用することで握力の補助をしてより高い質のトレーニングをすることが出来ます。
また、パワーグリップは滑り止めの効果もあるため、手汗をかきやすい人や、バーが滑って握りにくいといった悩みも解決することが出来ます。
最後まで追い込める
先ほども少し紹介しましたが、握力のことを気にする必要がないため最後まで背中に集中してトレーニングをすることが出来ます。
そもそも握力に関係する筋肉は、前腕部分の小さな筋肉です。背中の大きな筋肉を鍛え終わる前に、前腕の筋肉が疲労することは当たり前のことです。
なので先に前腕が疲労して最後まで追い込めなくならないようにこのパワーグリップを使用します。
また、筋肉を効率よく鍛えるためには鍛えている筋肉に集中して行うことが重要ですが、仮にパワーグリップをつけていなければ、握力がきつく、腕に意識が取られてしまいます。そうすると集中して狙った筋肉を鍛えることが難しくなります。
パワーグリップの使用により前腕の疲労やそれに伴う意識も取り除くことが出来るため、より高い質のトレーニングを行うことが出来ます。
手のひらの保護
高重量素手で扱っていると、どうしても摩擦で手のひらがやられてしまい、野球部の手のようになってしまいます。
そういった負傷から守ってくれる働きもこのパワーグリップにはあります。
特に女性は手のひらがガザガザしていることは好まない人が多いと思うので、軽い重量でもパワーグリップを使用するのはありだと思います。
パワーグリップ使い方
このようにして、ベロの部分をバーに巻き付けて使用します。
しっかりとベロの部分が手のひらの土手の部分まで巻き込めているとホールド力も上がり、滑りにくくなります。
巻き込みが強い場合は、親指を外してサムレスグリップで巻いた方がパワーグリップの滑りにくさやホールド力に頼りやすいです。
ちなみに、押す種目をする際はこのように握り、手首の保護に役立ちます。
パワーグリップのメリット、デメリット
パワーグリップを使用するメリットはこれまでで説明してきたとおりです。
デメリットに関しては大きくこの2つがあると考えます。
・握力がつかない
・手のひらで握りこむ感覚が鈍る
握力がつかない
メリットの部分で散々取り上げてきたことですが、パワーグリップに頼ることで握力を使うことが減ります。つまり前腕の筋肉を鍛えることが出来ないため、別でトレーニングしない限り前腕だけ細くなってしまうということにもつながります。
扱う重量が重たくなり、背中などの大きな筋肉は発達していくのですが、前腕は鍛えられないため素手でいつもの重量を扱おうにも前腕と背中の筋肉量の差が開いていく一方で、握力に合わせた重量設定にすると扱える重量も下がってしまうので判断が難しいところです。
手のひらで握りこむ感覚が鈍る
実はトップ選手などはあまりパワーグリップを使わないという場合がよくあります。
手のひらでしっかりと握りこんで動作をすることで、背中の感覚がわかりやすかったりするそうです。素手だと力の入れる場所を自由にコントロールしやすく、肩甲骨も動きやすくなるそうです。しかしパワーグリップを使うことで握りこむことが出来なくなったり、コントロールするといった観点からみるとあまりよくない場合があるかもしれません。
使い方の部分で紹介したように、サムレスグリップで握った方がパワーグリップは使用しやすいのですが、素手を推奨している人の多くはサムアラウンドグリップで、親指をしっかり巻き込んで手のひらで握ることを推奨している人が多いです。
パワーグリップを使うメリットとデメリットは、使う人のレベルによっても変わってくることですし、一概には言えないことですが、背中の感覚がよくない人はパワーグリップを使用してみたり、反対に使用をやめて素手でのトレーニングに切り替えてみるのもいいかもしれません。
おすすめのパワーグリップ
バーサグリップ VERSA GRIPPS
VERSA GRIPPS® PRO オーセンティック。世界最高峰のトレーニングアクセサリー。アメリカ製
パワーグリップといえばこのメーカーのものがおそらく1番有名で使いやすいのではないでしょうか。
値段はおよそ1万円ほどですが、非常に使いやすいのはもちろんですが、耐久性も非常にも優れています。
筆者も実際にこちらのパワーグリップを使用していますが、デッドリフトのマックスが180kgで、これくらいの重量でやる分に関しては2018年から使用していますが問題ありません。最近少しマジックテープの部分が弱くなってきたいる感じがありますが、それ以外の使用感は全く不便さを感じません。
ゴールドジム パワーグリッププロ
日本でみかけるのはこちらのゴールドジムが出しているものが多いのではないでしょうか。
物は同じでバーサグリップを使用しているのですが、そこにゴールドジムの名前が入っている形です。多少こちらの方が値段が上がるかと思いますが、全く同じ商品なので安い方でいいのではないかと思います。
フィットネスショップなどの実店舗で購入をしたいという人は、このゴールドジムのパワーグリップしかないと思うので、こちらをおすすめします。
注意点として、パワーグリッププロと、クラシックの2種類があってクラシックタイプの方はベロの部分が布っぽくなっているためプロタイプと比べても使用感は微妙だと個人的には感じます。
少し値段も安くなっているのですが、プロタイプを購入することをおすすめします。
オールアウト
いきなりパワーグリップで1万円も出すのがちょっと・・・
という方にはこちらのALLOUTのパワーグリップをおすすめします。
正直使用感は先ほどのバーサグリップとほとんど変わりません。
サイズ感も日本人に合わせて少し小さめに作られているため、女性でも扱いやすくなっていますし、値段も3000円ほどで非常にリーズナブルです。
しかしデッドリフト200kg以上をコンスタントに扱うような人であれば消耗も激しく、糸がちぎれたりするかもしれません。
ただ、最初に使い始めてみて試しに使ってみるくらいの感覚であればすごくおすすめできる商品です。
まとめ
パワーグリップとは何か、そして使い方や使うメリット、デメリットを紹介しました。
まだパワーグリップを持ってないという方は是非おすすめのパワーグリップを参考にしていただき、より質の高いトレーニングが出来るように頑張っていきましょう。